所在調査(しょざいちょうさ)とは、いわゆる人探し調査全般のことです。家出人、失踪人の捜索はもちろんのこと、「初恋のあの人に会いたい」「恩師と再会したい」といった内容の依頼を受けることもあります。
簡単に言うと、所在調査とは” 特定の人物に関する少ない情報から所在に関する多くの情報を割り出す調査 ”になり、中には外務省が実施する公的な所在調査もありますが、今回の記事では探偵が行う所在調査の概要について詳しくまとめていきたいと思います。
自力で見つけ出すのが困難で、警察の協力も得られそうにない場合には探偵に依頼しましょう。
探偵は人探しにおいて高い調査力を持っており、あっさりと見つけ出してくれる可能性があります。まずは相談窓口を利用し、自分がどうしたいか考えてみましょう。
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目次
所在調査の概要|所在調査で判明させられること
それでは早速、所在調査とは一体どういった調査なのか解説していきたいと思います。
所在調査依頼が可能な例
実際にどのようなケースで探偵に所在調査の依頼があるのかを以下にまとめました。
- 出会い系サイトやオンラインゲームで仲良くなった人と会いたい
- 生き別れになった我が子の安否や所在を知りたい
- お世話になった人に恩返しをしたいので住所を調べてほしい
- 家出して返ってこない子供を探してほしい
- 置き手紙だけ残して駆け落ちした旦那の居場所を知りたい
- 街で気になったあの人がどんな人物なのか調べてほしい
- 多額のお金を貸したまま逃げられてしまったので現在の居場所を突き止めてほしい
- 徘徊癖のあるおばあちゃんが戻ってこないため探してほしい
冒頭でも述べたように、『人探し』にまつわるありとあらゆることを依頼するのが可能です。
探偵は犯罪につながる案件は受けない
探偵は所在調査が可能ですが、所在調査を行うことで犯罪に加担してしまう場合やモラルに反する場合などは、当然どれだけお金を積んでも原則として受けることはありません。(例えば、ストーカー行為のための所在調査や、芸能人の自宅住所を調べて欲しいといったような内容の依頼は受けることはありません)
実績の多い優良探偵事務所ともなると、たとえ依頼者が本当の調査理由を述べなくても、調査結果が悪質なことに使われるかどうかを見分けるのは比較的容易いと言われています。
探偵はどんなことでも請け負ってくれるというイメージはありますが、便利屋ではありません。また、法律の範囲内の調査で情報を得るというルールのもとで調査を行わなくてはならないため、特に人のプライバシーに関わる所在調査は請け負う際にはかなり慎重になります。
所在調査で実際に行われている調査
データ調査
冒頭で、所在調査は” 特定の人物に関する少ない情報から所在に関する多くの情報を割り出す調査 ”と記述しましたが、主にはデータ調査が一般的です。
ITやインターネットが発達した現在では、多くの情報のデータベース化により、企業データベースや公的機関からも少ない手掛かりで多くの情報の割り出しが可能になりました。例えば、車のナンバーひとつからその車の情報や所有者情報を割り出すことができますし、住民基本台帳には多くの個人情報が記載されています。
このように外部から情報を得る以外にも、探偵事務所が独自に持っているデータベースを駆使してありとあらゆる情報と情報をつなげ、所在という一つの答えに辿り着くことが可能なのです。
人海戦術
調査対象者の”関係者”から調査対象者の居場所に辿り着くというケースもあります。このような場合は、まず関係者と見られる人物のピックアップから始め、その人物を尾行したり張り込んだりすることによって、間接的に調査対象者の居場所の情報に迫ります。
そうして居場所の候補が挙がれば、ウラを取るためにこれまた何人もの探偵が居場所と見られる近辺を捜索し、本人の特定に至ります。
【参考:尾行の全知識|対象にバレない尾行テクと尾行を見抜く全手順】
警察犬調査
近年では警察犬を教育し、実際に調査に当たれるようにしている探偵事務所も多くあります。犬は人間の100万倍以上もの嗅覚があると言われていますから、時間的な猶予がなく、ある程度居場所も特定できているような時(子供が迷子になった場合や山やレジャー先での遭難など)には、警察犬の導入がうってつけというわけです。
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所在調査の調査料金
実際に所在調査を探偵に依頼すると、料金はどのくらいかかるのでしょうか?以下で解説していきましょう。
所在調査料金の平均相場
所在調査は、調査にかかる時間やどのような調査方法にするかによっても大きく異なるために、これという相場があるわけではありませんが、平均すると1回の所在調査にかける費用は1週間の調査で56万円前後という方が多いです。
【出典:主婦の友生活シリーズ 探偵の探し方・頼み方ガイド】
探偵事務所によって様々な料金プランを出しており、時給から出される「時間料金型」の他にも「パック料金型」や「成功報酬型」というプランもあり、依頼者の状況によって自由に選ぶことができます。
時間料金型 | 調査対象者の情報をある程度掴めている場合におすすめのプランです。短時間で調査が終わる可能性があるため、時給で払った方が得になる場合があります。 |
パック料金型 | 5時間8万円パックや11時間14万円パックなど、はじめから払う料金が決まっており、長期に渡り調査する場合には数ヶ月プランを用意してくれる探偵事務所もあります。手持ちの情報が少なく、調査対象者の足取りを明確にするまでに何時間かかるか分からないという場合におすすめのプランです。 |
成功報酬型 | 依頼時に着手金を支払い、調査が成功した場合に報酬金を支払うという料金体系になります。もし成功報酬型の料金体系を考えるのであれば、探偵事務所が何をもって「成功」と厳密に定義しているのかについてきちんとした説明があるのかに注意を払ってください。 |
所在調査費用が高くなる理由
主な内訳は人件費であるから
所在調査と言ってもシステムが勝手に行なってくれるわけではなく、そのシステムを操作する人間もいれば、現地で張り込む人間もいれば、こうした調査の結果を報告書に起こす人間もおり、結局のところは人間が全ての調査を行うことになるわけですから、当然人件費がかかることになります。前述した所在調査料金の内訳のほとんどは、この人件費だと言っても過言ではありません。
移動が多くなるから
近くにいない人を探すことが多い所在調査には、長距離の移動はつきものだと考えておきましょう。例えば、北海道で失踪した調査対象者が沖縄で生活しているかもしれないという場合は、調査員を派遣するのにかなりの交通費がかかると予想されます。
しかし、こういった交通費なども込みで料金設定をしている探偵事務所の場合は、後になって別途料金が発生することはありませんし、全国に拠点を置いている探偵事務所であれば現地の調査員を派遣することができるので、料金もそこまで高額になる心配はないと言えます。
調査難易度が高いから
調査対象者が認知症やうつ病を患っていたり、足取りが途絶えてからかなりの年月が経過していたり、本人が探されることを拒んでいるような場合は、かなり調査の難易度が高く、そもそも所在調査が行えないというケースもあります。このような場合に強引に調査を続行しても、調査料金だけがかさんでしまうといったリスクがあるので要注意です。
所在調査にかかる費用をできるだけ安くする方法
調査対象者の情報をできる限り提出する
所持している情報に乏しく、何の手掛かりもないままただ漠然と調査を依頼するのは調査が困難なため、調査時間が長引いたり高度な機材を導入する必要性が出てきたりと、調査料金が高額になるケースが多くあります。探偵に依頼をする段階で、ちょっとしたことであっても構わないので、なるべく多くの情報を提供するようにしましょう。
- 身体的特徴
- 交友関係
- 職場、学校
- 当時の服装
- 失踪の原因として考えられるもの
上記の事柄は、前もって記しておく、本人の写真があればこちらも提供するなどすると一層スムーズに事が運び、料金を抑えることに繋がります。
相談窓口を利用する
探偵事務所が相談窓口サービスを行なってくれている場合は、積極的に活用すると良いでしょう。その際に、所在調査の見積もりを出してもらい、複数の探偵事務所を比較検討してみるのも良いかもしれません。
自分でも調査を行う
調査のプロである探偵と同等の調査は行えませんが、自分自身でも所在調査を行うことができます。詳細は次項にて解説していきましょう。
所在調査は自分でも行える
自分で行える調査について以下にまとめました。
自分で行う所在調査の方法
時間的な猶予があり、それほど緊急性も高くないという場合には、可能な限り自分で足取りを掴むための以下の調査を行なってみるのが良いでしょう。
- 私物を確認する
- メールや電話で呼びかける
- インターネット掲示板を活用する
- SNSを活用する
- ビラを作成して貼る
- ナンバープレートを手掛かりにする
- 住民基本台帳を利用する
- 徒歩で足取りを追う
- 外部に調査の依頼を要請する
具体的な方法やコツについては以下の記事を参考にしてみて下さい。
【参考:人探しの方法10選!誰でも無料でできる方法と探偵に依頼した際の料金】
自分で行う所在調査のメリットとデメリット
セルフ調査のメリットとしては、何と言ってもコストを抑えることができるという点でしょう。例えば、調査対象者がすぐ近くにいると見られるケースでは、わざわざ探偵を雇うよりも実際にその足で捜索した方が、交通費も人件費も抑えることができます。
一方、デメリットとしては、やはり発見率がそこまで高くないという点でしょう。また、発見できたとしてもそこに至るまでが長期化するケースが大半です。くれぐれも、事件に巻き込まれている可能性がある場合では、セルフ調査をしないようにしてください。
優良な調査機関に依頼するためのチェックポイント
探偵、興信所を含め、所在調査を行う様々な調査機関がありますが、中には調査のプロを装って悪質な行為をしている悪徳業者もいるのが現状です。そうでなくとも、人命がかかる場合や高額な料金が発生するケースなどでは、腕利きの探偵に依頼しておきたいものです。
そこで、探偵や興信所への依頼前には、以下のポイントをチェックしておくと良いでしょう。
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詳細は、以下の記事を参考にしてみて下さい。
【参考:探偵の選び方|本当に良い探偵を見極める10のチェックリスト】
緊急性が高い場合は警察へ相談する
本記事の最後に、警察の重要性についても触れておきましょう。
事件性がある場合のみ警察が調査してくれる
結論から言うと、事件性がない個人的な所在調査は警察は行なってはくれません。しかし、人命が危ぶまれていたり、第三者による犯行と見られる場合のみ、捜査を行なってくれます。
家出や失踪の場合であっても、捜索願の届出自体に費用はかかりませんので、あまりにも心配だという場合には警察に相談してみるのも悪い手段ではありません。
【参考:捜索願を警察に届け出る際の知識と届出時の警察の対応】
警察の所在調査の方法
厳密に言うと、警察が目的としているのは事件の解決であって、所在調査をメインで行うということはありません。したがって、調査ではなくあくまでも捜査になります。具体的な方法としては、以下のような方法で捜査にあたります。
- 警察庁データベースの共有
- 警察犬捜査
- 公開捜査
- 鑑識捜査
- 事情聴取
具体的な捜査内容に関しては、以下の記事を参考にしてみて下さい。
【参考:家出人を警察が探さない本当の理由と警察が可能な家出人捜査】
まとめ
所在調査に関する今回の記事はいかがだったでしょうか?
人探しとひと口に言っても様々なケースがあるため、まずは、
- 所在調査が行えるのかどうか?
- 所在調査が行う必要があるのかどうか?
- 所在調査を依頼した場合の見積もり
なども含めて、探偵事務所に相談窓口を活用しながら相談してみるのが良いでしょう。
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