失踪者の捜索は早いに越したことはありません。モタモタしている1分1秒が、最悪の事態を招きかねないからです。
2017年の行方不明者のうち87.1%が発見に至りますが、1週間を過ぎると捜索も困難になります。
行方不明者届の受理当日から1週間以内の発見率は、44~34%ですが、1~2週間すると3.9%にまで落ち込みます。その後の1ヶ月は約3%、半年から1年で2%です。
1年以上では1.8%と発見率は低下するというデータが出ています。迅速な発見に至るための目安期間は1週間であると覚えておきましょう。
引用元:警視庁|行方不明者
本記事では失踪者の捜索について詳しく解説していきますので、現在身近な人間の失踪に頭を抱えているという方はぜひ参考にして下さい。
特に、『自殺の可能性がある』場合には、『1日遅れで間に合わなかった』なんてことにもなりかねません。
無事見つかってくれることが何より大切です。
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目次
失踪者をすぐに捜索し保護すべきケース
まず失踪者の捜索はスピードが命であるということは念を押して伝えておかねばなりません。後述しますが、捜索にはタイムリミットがあります。
また、家出と失踪は似て非なるもので安否における深刻度も異なります。以下に該当する場合はただちに捜索を開始することを心掛けて下さい。
遺書が部屋に残されている
室内に遺書や自殺をほのめかすような書き置きが残されている場合は、失踪者本人が精神的に相当追い詰められているということですから、線路に飛び込む、高層ビルから飛び降りるなど、突発的な行動に出る可能性も考慮しなければなりません。
遺書を残すくらいですから、少なからずまだ判断能力や常識は持ち合わせているはずです。「どうにかして欲しい、助けて欲しい」といった心理もあるでしょうから、すぐにでも保護に向かうことが重要です。
借金苦が原因で失踪した
多額の借金があった、取り立てにあっていたという場合も、失踪者本人の精神状態が相当不安定であることが予想されます。これにより、ふとした瞬間に自殺してしまう可能性も少なくありません。
事実、自身にかけられた保険金で借金を返済しようとするケースも過去に多数発生しています。
また、厄介なのは、失踪者本人が失踪により行方をくらました場合、その借金返済の義務は本人の保証人に及ぶということです。特に闇金のような悪質な貸付業者の被害に遭っていた場合は、事態は深刻です。
精神病を患っている
失踪者本院が精神病を患っており、何が正しい・悪いといった判断力に乏しい場合は、本人のみならず他者にまで被害が及んでしまう可能性があります。
本来ならば病気が重度であればあるほど、監護下におかねばならないはずです。その監護下から外れてしまったのであれば当然、監護者には早急な捜索活動が求められます。
失踪の予兆が全くなかったのに失踪した
つい昨日まで何も変わったところはなく普通に過ごしていた、特に悩んでいる素振りはなかったという場合、本人の意思とは全く無関係なところで”事件や事故に巻き込まれている可能性”を考慮しなくてはなりません。
このような場合には早急に警察や探偵などの調査機関のサポートを受けながら捜索を行うべきです。
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失踪者を早期発見するために有効な手段
ここでは、失踪者を捜索する上で有効な手段について解説していきます。
まずは自分で探してみる
不審な点があればまずは自分から本人へ連絡を取ってみましょう。それが繋がらないのであれば、本人が日頃活用しているSNS(TwitterやFacebookなど)をチェックしてみて下さい。
単に携帯電話の故障や紛失などで連絡が取れないだけであれば、その旨をPCや友人の携帯電話を借りるなどして書き込みを行うのが一般的です。
また、誰かに口頭で話したわけではなくてもSNS上では「一人旅中」などと自身の状況を書き込んだりしているケースもあります。
参考▶「人探しアプリ8選|スマホで手軽に人を探す方法と注意点」
事件性が高い場合は警察に届け出る
事件性が高く、失踪者本人の身に危険が及んでいるようなケースでは、やはり警察の手を借りる他ありません。仮に、一人で捜索していることがもし事件の犯人に感付かれた場合に、逆上した犯人がどのような行動に出るかもわかりません。
参考▶「家出人を警察が探さない本当の理由と警察が可能な家出人捜査」
警察が行ってくれる捜索
警察は主に以下のような捜索を行ってくれます。
- 警察犬やGPSなどを用いて人海戦術を行う
- マスコミを経由する、ビラを貼るなどをして失踪者情報を公開する
- 鑑識など科学的見地からの捜索を行う
- 警察庁のデータベースで失踪者の情報を共有する
- 事件の関連人物に事情聴取を行う
- パトロールや職務質問を強化する
警察が捜索可能なケース
警察はあくまでも「事件性があり、危険である」と判断した時にしか捜索を行ってくれません。したがって、そう判断されない限りは単に捜索願を提出するだけで、捜索をしてもらえないということもあり得ます。
迅速に捜索を開始してくれるケースは、以下の通りです。
- 他者による犯罪により、生命の危険が生じている恐れがある、または後々その恐れがある者
- 本人の性格や素行や家庭環境などの事情により、少年の福祉を害する危険がある者
- 行方不明前後の行動や事情により、生命に危険を及ぼす事故に遭遇している者
- 異性関係や家庭環境や経済環境などが原因で自殺の恐れがある者
- 統合失調症・精神作用物質の依存症などの精神障害の状態の者
- 銃砲刀剣類、火薬、毒物などの危険物を携帯し、自傷・他傷の危険性がある者
- 13歳以下の子供や高齢者など、本人だけでは生活が困難だと考えられる者
【関連リンク】警察庁「行方不明者に関する情報提供のお願い」
事件性が低い場合は探偵に依頼する
前述したように、警察は何か事件が起きてからでないと捜索に動いてくれません。しかし中には、”まだ事件に発展してはいないが緊急性が高いケース”もあるかと思います。
そんな時には、探偵事務所への無料相談を行い、その上で正式な依頼を検討するのがオススメです。なぜならば探偵は警察と違い、依頼さえすれば迅速に動いてくれるのが特徴であるからです。
参考▶「探偵が行う所在調査とは|所在調査が可能な例と調査料金」
探偵が行ってくれる捜索
探偵は主に以下のような調査により、失踪者の捜索を行ってくれます。
- 独自に管理するデータべースや公共機関データべースからのデータ調査
- 全国を拠点とした人海戦術での捜索
- 警察犬による捜索
- 関連人物のピックアップ及び張り込みや尾行による事件調査
探偵が捜索可能なケース
探偵は、深刻な失踪の他にも以下のようなケースでも捜索が可能です。
- 出会い系サイトやオンラインゲームで仲良くなった人と会いたい
- 生き別れになった我が子の安否や所在を知りたい
- お世話になった人に恩返しをしたいので住所を調べて欲しい
- 家出して返ってこない子供を探して欲しい
- 置手紙だけ残して駆け落ちした旦那の居場所を知りたい
- 街で気になったあの人がどんな人物なのか調べて欲しい
- 多額のお金を貸したまま逃げられてしまったので現在の居場所を突き止めて欲しい
- 徘徊癖のあるおばあちゃんが戻ってこないため探して欲しい
引用元:警視庁|行方不明者
本記事では失踪者の捜索について詳しく解説していきますので、現在身近な人間の失踪に頭を抱えているという方はぜひ参考にして下さい。
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解決実績11万件の「原一探偵事務所」にまずはご相談ください。
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・24時間、365日対応
・安心の料金設定失踪者の捜索を自力で行う場合
そこまで事件性も緊急性も高くない場合などには、他機関に頼らずに自力で捜索を行うのも良いかと思います。しかし、あくまでも素人が行う捜索ですから、早期発見の期待は薄いということは肝に銘じた上で行いましょう。
参考▶「人探しの方法16選|自分でもできる人探しの方法とそのコツ」
失踪者の足取りを掴むためのポイント
自力で捜索する際のポイントは以下になります。
- 何を所持して失踪しているのかどうか、室内・私物を確認する
- 携帯電話の有無(置いていった際は携帯電話の中身)を確認する
- 本人のPCの履歴に怪しい点はないか確認する
- 住民基本台帳を確認する
- 本人の知人をあたって聞き込みを行う
失踪者が向かう主な行先
以下は、家出など意図的に失踪を行った人が向かう主な行先になります。
- ゲームセンター
- ファミレス・ファーストフード店
- 実家
- ホテル
- 山の中
- 車の中
- 公園
- ネットカフェ
- 知人宅
- 愛人宅
- 街で声をかけてきた人の自宅
- 暴力団事務所
- その他
参考▶「家出の行先一覧|家出人を早期発見する為の行先の知識」
失踪者の捜索における注意点
本記事の最後に、失踪者の捜索の際に注意すべき点について2つ解説していきます。
失踪者の捜索の初動が失踪者の安否を左右する
冒頭でも述べましたが、失踪を捜索する上で何よりも肝心になるのは”初動”です。「おかしい」と感じ始めてからどのくらい経過してから捜索を開始するのか、また、その際に調査機関によるプロの調査のメスが入るのはどのくらい経過してからなのかにより、失踪者の安否を大きく左右することになります。
失踪者の心理を理解することが重要
単なる一時的なのか長期的な失踪を意図しているのか、本人がいないわけですから待つ身としてはその本心に迫ることも出来ません。しかし、理由もなく失踪する人はいないでしょう。
なぜ失踪しなければならなかったのか?失踪するまでに追い詰めた原因は自分にはないか?など、失踪者の心理に歩み寄る姿勢がさらに発見率を高め、発見後の失踪者の心のケアも迅速に行うことが出来、再発の予防にもなります。
《一般的な失踪の理由》
- 家庭関係…夫婦喧嘩、不倫問題、親子の不仲など
- 疾病関係…精神疾患、末期症状の宣告、不妊など
- 事業・職業関係…リストラ、景気不振、過剰勤務など
- 金銭関係…多重債務、倒産、闇金からの取り立てなど
- 学業関係…学校の友人関係、進路の悩み、先生との不仲など
まとめ
失踪者の捜索に関する今回の記事はいかがだったでしょうか?少なくとも、本記事を見ている方に対しては「きっとそのうち帰ってくる」という意識をまずは捨て、失踪者の心情を理解しながら早急に捜索を開始することが重要であると念を押して伝えておきたいと思います。

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