さまざまな問題やストレスであふれる現代社会−家族との対立や人間関係の悪化などが原因で、現実から逃げ出したくなってしまう人も多いでしょう。
そんな時、「学校や職場、家にも居場所がない…」と感じてしまったら、突発的に家出を考えてしまうのも無理はありません。
そこで今回は、実際にどのくらいの方が「家出したい!」と考えたことがあるのかをアンケートで調査してみました。実際に家出を考えたことのある方の意見を参考に、家出の原因や問題の解決方法について考えてみましょう。
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「家出したいと考えたことはある?」アンケート結果発表
Q.家出したいと考えたことはありますか?
ある・・・65%
ない・・・35%
(男女100人を対象にアンケートを実施)
<「ある」を選んだ人のコメント>
- 子供が苦手でしたが2人産んで、仕事と育児と家事を懸命にしていたある時、このままでは自分が壊れるかもと思って、何もかも放り出して家出したい、と強く思ったことがあります。しかし疲れているだけだと言い聞かせ、主人に子守を頼んで半日一人で外出してマッサージを受けるなどしたら、何とかその考えから逃れることができました。(36歳・兵庫県・女性)
- 高校生の頃に親と喧嘩をして、もうこんな家は出ていってやると決意して、実際に一晩公園で夜を明かしたことがあります。頭を冷やした後は家に戻り親にも謝罪しましたが、親も悪いと思ったのかそのことがきっかけで親子仲が改善しました。(41歳・北海道・男性)
- 私の父親はとても怒りやすく、少しでも口答えすると「出て行け!」と叫びます。そのうち何回かは飛び出したこともありますが、本格的な家出に至るには度胸がありませんでした。(31歳・神奈川県・女性)
- 子どもの世話が大変で、旦那も仕事が忙しくて一人で色々こなさなければならなかった時、体力的なものよりも精神的なストレスが溜まり、家出したくなりました。(45歳・宮城県・女性)
今回のアンケートでは、なんと全体の65%の方が「家出したい」という想いを抱えた経験があることが分かりました。
なお、警察庁が公表している家出や失踪などの行方不明者の年齢としては10代の割合が最も高いのですが、現代では大人であってもさまざまな悩みやトラブルが原因で家出を考える方が後を絶たないようですね。
家出の原因は家庭環境によるものがほとんどとされていますが、学校や職場の人間関係・いじめによって家出を決意する方もいるでしょう。
家族にとっては些細なことかもしれませんが、本人にとっては深刻な問題です。実際に家出を実行したことがある・ないは別として、決して他人が軽視してはいけない問題です。
【参考:令和元年における行方不明者の状況について】
家出の計画時に考えておきたいこと
感情に任せるまま、勢いで家出を決意してしまう方も実際にいるでしょう。しかし、仕事など社会的に責任ある立場にある方や、子供や介護を必要としている高齢者を抱えている方などの場合はそう簡単にはいきません。
もちろん未成年であっても、事故や事件につながる可能性は十分考えられますから安易に実行すべきではないでしょう。
本気で家出を決意したなら、行き当たりばったりで実行するのではなく、休暇の申請や施設の確保など、自分の置かれている立場をわきまえ、計画を立て、時間やお金を無駄に使うだけで終わらせずに、できるだけ自分のためになるようなことをして有意義に過ごすようにしてください。
計画を立てる際にまず考えておくべきことは、家出中にどこで寝泊りするかです。
友人の家や親せきの家に泊まらせてもらうのが一番安全ですが、身内にも知られたくないという場合もあるでしょう。そういった場合はしばらくホテルに身を潜めたり、金銭的に余裕があるなら思い切って旅行に出かけてみたりするのもいいかもしれません。
ただし、未成年の場合は犯罪に巻き込まれないよう、必ず信頼できる誰かを頼るようにしましょう。寝泊りする場所が確保できたら、必要な資金について考えましょう。
宿泊場所にかかる費用・食費・期間・家出を終えた後の生活などを考慮し、できるだけ具体的な金額を算出してみてください。
突発的に家出したくなることもあるかもしれませんが、無計画な家出は何の解決にもなりません。家出を成功させるために、ポイントを押さえた計画を立ててみてください。
家出をする場合に注意したいこと
最終的には帰ることを前提とした家出だとしても、場合によっては家族のみならず周囲の人間にも多大な心配と迷惑をかけてしまいます。
事が大きくなり過ぎてしまわないように、注意すべきポイントをいくつかご紹介します。
まず、家族からの連絡には必ず応答するようにしましょう。家族間の喧嘩やトラブルで家出した場合は、特に「いなくなって心配させてやろう」という気持ちもあるかもしれません。しかし、急に長時間連絡が取れなくなったら、家族は心配のあまり警察に連絡するかもしれません。電話がどうしても嫌なら、せめてメールで無事を伝えてあげてください。
家出の期間が決まっている場合は、事前に帰る目安を伝えておくのもいいかもしれません。
待っている家族はより安心できますし、家族からの余計な連絡を防げる可能性もあるため、その方がより現実から離れることができるでしょう。
また、家出中は何も考えたくないかもしれませんが、家出の原因ともきちんと向き合い、問題の解決策を考える時間を作るようにしてください。一人では解決策を出すのは難しい場合もあるでしょうが、一人の時間を活かして改めて自分の考えをまとめるだけでも家出の成果があったと言えます。
あまり推奨できることではありませんが、どうしようもない理由で長期の家出を考えている方は、事前に部屋を借りて仕事を見つけておきましょう。
長期間の家出を覚悟するほど追いつめられているような場合は、精神的にも落ち着ける環境を作っておくことが大切です。家族も心配しているはずです。
どういう心境で、どういう状態にいるかだけでも、できるだけ詳しく報告するようにしてください。
まとめ
さまざまなことが起こる現代社会に悩みはつきものですから、家出したくなる気持ちになってしまっても仕方がないかもしれません。一度何もかも投げ捨て、現実から離れてみることも、場合によっては大切でしょう。
しかし、感情のままにただ闇雲に家出をしただけでは、根本的な問題の解決にはなりません。家出をするなら計画的に準備をして、悩みやトラブルの解決につながるようにしてください。
どうしても家出すらできない状況にある場合は、家族に協力を仰ぎ、たとえ数時間でも一人の時間を作りましょう。
普段できなかったことや、やってみたかったことなど、何も考えずに好きなことを思い切り楽しむだけでもリフレッシュにつながります。
そうすれば、新たな気持ちで問題に向き合うことができるようになるでしょう。
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