身近な人が突然失踪してしまって、「なぜ失踪したのか見当もつかない」という方も多いでしょう。
失踪の原因は人によってさまざまで、なかには自殺に発展しかねないほど深刻なケースもあります。たとえ自殺などは考えていなかったとしても、事件や事故に巻き込まれて命を落とす可能性もゼロではありません。
失踪者を捜索する際は初動の早さが重要です。時間が経つほど発見率は下がり、死亡などのリスクも高まりますので、失踪状況に適した手段で迅速に捜索を進めなければいけません。
この記事では、人が失踪する原因や捜索方法などを解説していますので、身近な人が失踪してしまった方は参考にしてください。
警察が捜索してくれることもありますが、事件性や緊急性がなければ積極的に動いてくれません。
一方、探偵であれば依頼後すぐに探してくれますので、心強い味方になるでしょう。
探偵に相談するメリットは以下の通りです。
- 警察が積極的に動いてくれない案件でも探してもらえる
- 調査のノウハウを活かして早期発見が望める
- 人探ししていることを周囲に知られる心配がない など
失踪期間が長引くほど、足取りが消えてしまって発見が困難になります。
1日でも早く再会するためにも、まずは相談窓口をご利用ください。
大切な人が失踪してしまった際は、20年以上の調査実績の「綜合探偵社MJリサーチ」にご相談ください。
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失踪の原因・理由
失踪する背景としては、動機が単純なものから深刻なものまで様々あり、職業・年齢・置かれている立場などでも異なります。主な失踪原因としては以下の通りです。
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知人・友人関係
特に未成年者に多いのが、学校の人間関係トラブルです。いじめや仲間はずれなどは多感な時期の子供心に大きなダメージを与えるため、「学校に行きたくない」という気持ちを生むだけでなく、失踪という形で現実逃避してしまうケースもあります。
また、単に「友達と遊んでいたいから」という理由で帰宅しないケースや、友達の影響で反抗期の子供が非行に走ってしまうケースもあるでしょう。どちらかと言うと、これらは失踪というよりは家出に近いかもしれません。
いずれにしても、もし無事に発見できたとしても、本人の心境としては複雑なものがあるでしょうし、養育者としてのケアは必須です。
学業・進路関係
勉強についていけなかったり、進学や進路に悩んだりした末に、その場から逃げ出す子供もいます。特に、進学校であったり、親からの期待が高かったりした場合などは、より一層「逃げ出したい」という感情が強くなるでしょう。
こちらも、どちらかと言うと家出に近い一時的なものですが、捜索に向かわずに放置していると事件に巻き込まれてしまう危険性もあります。
家庭・親子関係
子供が親の価値観を押し付けられたり、暴力を振るわれたりしているケースでは、その反発として突発的に家を出ていくことも珍しくありません。
著しい暴力行為などは親側に問題がありますが、特に思春期の子供は親からの愛情を素直に受け止められなかったり、家庭の中に自分の居場所を見つけられなくなったりすることがあります。「このような心の不安定さが失踪を招く恐れがある」ということは覚えておきましょう。
また、大人の場合でも、DV・嫁姑トラブル・同居トラブルなどが原因で家を飛び出してしまうケースもあります。いずれにしても、「日頃どれだけ家族間でコミュニケーションを取れているか」が失踪予防の鍵になるでしょう。
夫婦・恋愛関係
夫婦喧嘩や価値観の違いなどから配偶者との関係がこじれたり、他の異性と浮気・不倫したことがきっかけで、「家出」や「駆け落ち」という形で失踪するケースもあります。
単なる夫婦喧嘩であれば、冷静さを取り戻してから間もなくして帰宅するケースが多いものの、「家庭を捨てて浮気相手と一緒になりたい」という場合には、問題が長期化するかもしれません。
仕事関係
特に、一家の大黒柱である父親の場合、仕事でミスをして降格・減給された時や、突然解雇通告をされた時など、家族への申し訳なさから家に帰れなくなることも珍しくありません。
経営者の場合は、事業に失敗したり、会社が倒産して多くの責任義務が生じたりしたケースでも失踪してしまうことがあります。
これは、特に責任感が強い人や、プライドが高い人などが陥りやすいでしょう。心の中は「帰りたいけれど帰れない」「どうにかしたいけれど取り返しがつかない」という状態にあるため、無事に再会が果たせた時には優しく迎え入れてあげることが大切です。
金銭関係
多重債務により火の車状態になっていたり、闇金などの悪質な貸付業者から借り入れを行ったりしている場合も、失踪に至る可能性があります。悪質業者から、精神的に滅入ってしまうような取り立てにあっていたり、ローン返済に苦しんでいたりなど、日々の苦しみから逃げ出して借金を踏み倒す目的で、夜逃げをするケースも珍しくありません。
なお、金銭関係が原因で失踪した場合、失踪者に代わって保証人や親族に返済義務が生じることになるため、思わぬ負担を強いられる恐れがあります。
宗教関係
なかには、入信中の宗教が原因で失踪することもあります。信仰する上で、出家をしたり、人気のない山奥で集会を行ったり、共同生活をしたりする必要があるためです。
各宗派によって信仰や修行の定義は異なりますが、悪質な宗教団体に入信している場合には、長期的に連絡が取れなくなる可能性もあるでしょう。
病気関係
本人は意図的に失踪しているつもりはなくても、深夜徘徊や精神疾患など、結果として失踪に近い行動を取ってしまうケースもあります。
また、病気に関係する失踪として、「病気の悪化により余命宣告され、精神的に不安定になって失踪する」というケースもあるでしょう。この場合、正常な思考が保てない状態にあり、どうしようもない恐怖感や絶望感から自殺願望が生まれ、失踪中に自殺してしまう危険性があります。
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暴力団関係
失踪の背景には、暴力団が関係していることもあります。強制的に連れ去られたりするケースもあれば、暴力団側が失踪者本人に遠出を命じたりするケースもあるでしょう。
もちろん、失踪者本人が健全な生活をしていれば上記のような可能性は極めて低いものの、万が一暴力団が関与しているとなれば、最悪の事態も想定しなければなりません。
その他
「迷子になった」「遭難した」というような、不注意が原因で結果的に失踪してしまうケースや、誘拐されたり、事件に巻き込まれたり、災害に遭ったりして不可抗力で失踪扱いとなってしまうケースもあります。また、放浪癖が原因というケースもあるでしょう。
事件性が高い場合や、人命が危険にさらされている場合、個人で探すには限界があります。速やかに警察に届出を行うなどして、一刻も早く捜索してもらった方が賢明です。
【世代別】失踪原因の特徴
失踪状況は年齢によって大きく異なり、以下の警察庁の統計によると20代の失踪が最多です。なお、失踪原因も年齢によって偏りがあります。ここでは、失踪原因の特徴について世代別に解説します。
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | |
~9歳 | 900人 | 1,132人 | 1,198人 | 1,216人 | 1,253人 |
10代 | 17,071人 | 17,118人 | 16,412人 | 16,418人 | 15,572人 |
20代 | 16,005人 | 16,038人 | 17,052人 | 18,518人 | 17,852人 |
30代 | 10,827人 | 10,495人 | 10,615人 | 10,996人 | 10,512人 |
40代 | 8,980人 | 8,769人 | 8,502人 | 8,239人 | 7,935人 |
50代 | 5,856人 | 5,649人 | 5,507人 | 5,761人 | 6,016人 |
60代 | 5,715人 | 5,942人 | 5,663人 | 5,488人 | 5,109人 |
70代 | 8,558人 | 9,589人 | 9,425人 | 10,000人 | 10,517人 |
80歳~ | 8,123人 | 10,118人 | 10,476人 | 11,326人 | 12,167人 |
【参考】
行方不明者|警察庁
子供(0~9歳)の場合
家庭関係 | 異性関係 | 学業関係 | 職業関係 | 認知症以外の疾病 | 認知症 | 犯罪事故 |
447人 | 5人 | 36人 | 5人 | 51人 | 0人 | 2人 |
【参考】
行方不明者|警察庁
子供(0~9歳)の場合、自分の意思で失踪するケースに限らず、単なる迷子というケースも珍しくありません。また、「単に友達と遊ぶのに夢中で帰るのが遅くなってしまった」というパターンもあるでしょう。ほかの世代と比べると、行方不明者の数は少ない傾向にあります。
そのなかでも、子供の場合は「家庭関係が原因の失踪」が飛び抜けて多いのが特徴です。親に叱られたり、親に恐怖心を抱いていたり、教育が厳しかったりなど、幼いながらも家にいることにストレスを感じた結果、失踪に至ることもあるでしょう。
犯罪や事故が原因の失踪は少ないものの、一人で外を出歩いていれば巻き込まれる可能性は十分あります。発見までに時間がかかりそうであれば、事件などに巻き込まれている可能性も考慮しながら、警察に協力を仰いで慎重に捜索する必要があるでしょう。
学生(10~19歳)の場合
家庭関係 | 異性関係 | 学業関係 | 職業関係 | 認知症以外の疾病 | 認知症 | 犯罪事故 |
6,060人 | 469人 | 1,605人 | 428人 | 541人 | 0人 | 92人 |
【参考】
行方不明者|警察庁
学生(10~19歳)が失踪する理由として、特に多いのは「家庭関係」と「学業関係」の2つです。「親が嫌だから家にいたくない」「〇〇ちゃんが嫌だから学校に行きたくない」などの感情が、非行・失踪・プチ家出といった行動に走らせてしまいます。
今や、小学生や中学生でも携帯電話を持っている時代です。親からすると「何かあればいつでも連絡を取れる」というのは安心ですが、子供としては「どこに行こうが、いざとなったら携帯電話があるから大丈夫」と、失踪の引き金になることもあります。
多くの場合、24時間以内に自発的に帰宅したり、パトロール中の警察に保護されたりしますが、数日経っても発見できなければ「帰宅したくてもできない状態にある」という可能性も視野に入れて捜索しましょう。
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成人(20~60代)の場合
20代
家庭関係 | 異性関係 | 学業関係 | 職業関係 | 認知症以外の疾病 | 認知症 | 犯罪事故 |
2,264人 | 560人 | 421人 | 4,876人 | 1,005人 | 0人 | 126人 |
30代
家庭関係 | 異性関係 | 学業関係 | 職業関係 | 認知症以外の疾病 | 認知症 | 犯罪事故 |
1,611人 | 245人 | 0人 | 2,480人 | 1,090人 | 0人 | 92人 |
40代
家庭関係 | 異性関係 | 学業関係 | 職業関係 | 認知症以外の疾病 | 認知症 | 犯罪事故 |
1,407人 | 128人 | 0人 | 1,246人 | 1,244人 | 0人 | 92人 |
50代
家庭関係 | 異性関係 | 学業関係 | 職業関係 | 認知症以外の疾病 | 認知症 | 犯罪事故 |
908人 | 50人 | 0人 | 806人 | 1,041人 | 117人 | 52人 |
60代
家庭関係 | 異性関係 | 学業関係 | 職業関係 | 認知症以外の疾病 | 認知症 | 犯罪事故 |
620人 | 20人 | 0人 | 282人 | 695人 | 1,165人 | 22人 |
【参考】
行方不明者|警察庁
20~50代については、特に家庭関係・職業関係・認知症以外の疾病などが原因で失踪したケースが多く、60代は、認知症・認知症以外の疾病・家庭関係などが原因の失踪が多いのが特徴です。年齢が上がるにつれて、各項目の失踪者数が減少しているなか、認知症が原因の失踪については増加しています。
成人になると、大人ならではの現実的な問題と直面しなければいけません。子供と違って、大人の場合は自分の力で解決しなければならない場面も多く、常に「逃げ出したい」という気持ちを抱えながら生活していたという人も多いでしょう。
十分な生活力・経済力を持っていたとしても、それでも長時間帰ってこないと家族としては安否が心配になるものです。失踪するような理由が見当たらない場合は、事故の可能性も考慮した方が良いでしょう。また、もし遺書が残されていた場合は、一刻を争いますので早急に捜索を開始してください。
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高齢者(70歳以上)の場合
70代
家庭関係 | 異性関係 | 学業関係 | 職業関係 | 認知症以外の疾病 | 認知症 | 犯罪事故 |
632人 | 0人 | 0人 | 104人 | 563人 | 6,822人 | 14人 |
80歳以上
家庭関係 | 異性関係 | 学業関係 | 職業関係 | 認知症以外の疾病 | 認知症 | 犯罪事故 |
386人 | 0人 | 0人 | 0人 | 197人 | 9,367人 | 0人 |
【参考】
行方不明者|警察庁
高齢者(70歳以上)については、認知症が原因で失踪するケースが大部分を占めています。失踪原因が認知症の場合、失踪者本人は目的地を決めずに動いている状態ですので、行き先の見当をつけるのが難しく、速やかに警察などに相談した方が良いでしょう。
このようなケースでは、本人も失踪しようと思って失踪しているわけではないため、「家族に心配をかけるようなことをするな」などと責めたり叱ったりするのは避けるべきです。対応策としては、認知症専門の治療病棟に入院させるなどして、できるだけ症状を抑え込むことに努めましょう。
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失踪者の捜索方法
身近な人が失踪してしまった際、捜索方法としては以下があります。
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本人に連絡する
本人が携帯電話を持っているのであれば、電話・メール・LINEなどで連絡してください。もしSNSアカウントを知っているのであれば、各アカウントにDMを送りましょう。
とにかく無事かどうか確認することが第一です。連絡が繋がった際は、みんなで心配していることを伝えて、今どこにいるのか確認してください。
くれぐれも、「なんで突然いなくなったのか」などと問い詰めてはいけません。余計な刺激を与えてしまうと、さらに反発して音信不通になってしまう恐れもあります。感情的にならず、優しく接することを意識してください。
友人・実家に連絡する
仲の良い友人・共通の友人・実家などに連絡すると、失踪後の足取りが掴めることもあります。家庭内でのトラブルが原因の失踪であれば、友達の家に泊めてもらっていたり、実家に帰っていたりすることもあるでしょう。
もし本人が見つからなくても、仲の良い友人であれば、自分が知らなかった悩みなどを打ち明けている可能性もあります。居場所を掴むためにも、少しでも手がかりになりそうな情報であれば、手当たり次第に集めましょう。
勤務先・学校に連絡する
「失踪したことを大事にしたくない」と思う方もいるかもしれませんが、勤務先や学校などにも連絡しておきましょう。家に帰ってきていなくても、出勤・登校しているのであれば、ひとまずは安心です。
もし、何の連絡もなく欠勤・欠席している場合は、何らかの事件や事故に巻き込まれた可能性があります。本人が大きな悩みを抱えていれば、自殺目的で失踪した可能性もゼロではありませんので、速やかに警察に連絡しましょう。
家の中にある物を確認する
部屋に入って、何かなくなっているものがないか確認するのも有効です。もし、洋服・通帳・印鑑・貯金箱などがなくなっていれば、「事前に失踪計画を立てていた」と推測できますので、失踪が長期間に及ぶ可能性があります。
パソコンが残されているのであれば、サイトの閲覧履歴や検索履歴などを確認しましょう。なにか失踪後の足取りを掴む情報が得られるかもしれません。ほかにも、クレジットカードの利用履歴などを調べるのも有効です。
失踪者が行きそうな場所を捜索する
普段の行動パターンを思い出して、以下のような失踪者が行きそうな場所を捜索するのも有効です。たとえ本人が見つからなかったとしても、失踪後の痕跡が掴めることもあるでしょう。
- ネットカフェ
- ゲームセンター
- 自宅近くの公園・コンビニ
- よく通っていたお店
- 仲の良い友達の家
- 散歩コース
- 出勤・登校ルート など
失踪者が見つからない場合の対応
自力で探しても失踪者が見つからない場合、以下の対応を検討しましょう。
警察に行方不明者届を提出する
「なんの前兆もなく失踪した」「1日経っても帰ってこない」など、事件性が高い場合には、速やかに警察へ行方不明者届を提出しましょう。警察であれば、自分では捜索しきれない範囲の捜索も可能ですし、状況が深刻な場合は科学的見地からも捜索活動を行ってくれます(鑑識捜査)。
なお、基本的に警察は「命の危機が生じている可能性がある(特異行方不明者)」というケースしか積極的に動いてくれません。
ただし、行方不明物届を提出すれば、失踪者の情報がデータベースに登録されますので、日頃のパトロール活動などで失踪者の居場所が判明する可能性もあります。事件性があるかどうか分からない場合でも、提出した方が良いでしょう。
【関連リンク】
行方不明者に関する情報提供のお願い|警察庁
探偵に調査を依頼する
探偵は、人探しにおいて高い調査能力を発揮します。事件性・緊急性が低いようなケースでも、探偵であればすぐに調査を始めてくれますので、警察が失踪事件として扱ってくれない場合は特におすすめです。
探偵に調査依頼した場合、独自の情報ルートや専門機材を駆使して、調査員があらゆる手段で居場所の特定に動いてくれます。「携帯電話を持たずに失踪した」「誰も失踪者の行方を知らない」など、自分では捜索不可能なケースでも、探偵に依頼することで居所を掴めることもあるでしょう。
大切な人が失踪してしまった際は、20年以上の調査実績の「綜合探偵社MJリサーチ」にご相談ください。
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※ストーカー等、犯罪性のある調査依頼は請けかねますのでご注意ください。
失踪者の発見率
失踪者を捜索する際は、「無事に見つかるかどうかにはボーダーラインがあること」「失踪者の心理状態によって発見率が異なること」などを頭に入れておかなければいけません。以下でそれぞれ解説します。
1週間を過ぎると発見が難しい
事件や事故などに巻き込まれていない限り、無事に失踪者が見つかる可能性は十分ありますし、なかには自発的に帰ってくることもあるでしょう。ただし、一般的には「失踪してから1週間を過ぎてしまうと発見が難しい」と言われています。
以下の警察庁のデータによると、行方不明者の約85%は発見に至っているものの、1週間を過ぎると捜索が困難になるため、発見数が急激に減少しています。失踪者を捜索する際は、初動の早さが重要なのです。
失踪者の心理状態によっても発見率は異なる
単なる迷子や一時的な遭難などに比べると、「死んで償おう」「もう生きていたくない」「誰にも見つかりたくない」と考えている人の方が、発見率は低いでしょう。「失踪と自殺は密接に関係している」とも言われており、失踪してから時間が経つほど死亡のリスクも高まります。
また、本人が「早く見つけて欲しい」と願っているようなケースでも、災害や事件などに巻き込まれているのであれば、時間とともに発見率・生存率は低下するでしょう。
特に、以下のようなケースは人命にかかわる恐れがありますので、早急に捜索開始する必要があります。
- 自殺する意図がうかがえる
- 借金を苦に失踪している
- 精神病を患っている
- 暴力団が関与している
- 失踪現場に血痕や争った跡などが残っている
- 被災地にいた形跡がある
- 失踪の予兆が全くなかったのに失踪した など
まとめ
失踪に至る原因は人によってさまざまですが、年代によってある程度傾向が分かれます。20代未満であれば家庭関係・学業関係、成人であれば家庭関係・職業関係・認知症以外の疾病、高齢者であれば認知症などが主な失踪原因です。
失踪者を捜索する際は初動の早さが大切ですので、自分で心当たりのある場所を探しても見つからなければ、速やかに警察に行方不明者届を提出してください。もし、警察が積極的に動いてくれないようであれば、探偵に調査を依頼しましょう。
探偵であれば、相談後すぐに調査に動いてくれますので、一刻も早く見つけたい方には最適です。調査のノウハウを活かして、わずかな手掛かりしかないようなケースでも早期発見が望めます。相談可能な事務所もありますので、まずはご相談ください。
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