家出した家族や友人のことでもっとも心配になるのは、お金ではないでしょうか。家出はそれまで同居していた人との縁を切ることを目的としています。そのため、居場所を知られないよう、勤めていた仕事先を辞めることが一般的です。
「家出した息子は食べ物に困っていないだろうか…。」「夜眠るところもなく寒い・暑い思いをしていないだろうか…。」このような心配をする人も少なくないでしょう。
たしかに、家出中は宿泊費や交通費、食費などお金がかかります。家出初期のころはそれまでの手持ちで何とかなるかもしれませんが、長引けば仕事をして収入を得なければなりません。
つまり、長期的な家出の場合には、お金を得るために仕事をしているケースがほとんどです。では、家出をした人はどのような仕事に就いているのでしょうか。
この記事では、家出した人が就く可能性が高い仕事を紹介します。
この記事の監修者
振り込め詐欺や銀行員の巨額横領事件などの捜査を担当してきた元知能犯刑事。警察署勤務時代は幅広い事件を担当。 |
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目次
家出中の人が就く可能性が高い仕事
正社員であれ、アルバイトであれ、家出中は仕事に就くことができないと考える人も多いかもしれませんが、実はそのようなことはありません。
職種や会社によっては、家出中であったとしても雇うことがあるのです。ここでは、家出中の人が就く可能性の高い仕事を紹介します。
住み込み・寮つきの仕事
住み込みの仕事は家出中の人が就く仕事の定番と言ってよいかもしれません。
家出初期にもっとも出費がかさむのが宿泊費です。特に手持ちのお金があまりない状態で家出した人にとっては、住み込み・寮つきの仕事は住む場所を確保しつつ資金を貯めることができるため最適と言えます。
なお、住み込み・寮つきの仕事では、運転免許証などの顔写真付き身分証明書さえあれば働けることが一般的です。
仕事内容としては以下のようなものが挙げられます。
- 自動車の期間工
- 旅館のスタッフ
- 製造業の工場勤務
- 警備会社
日雇いの仕事
日雇いの仕事は、その日働いた分の給料をその日に現金でもらえるので、まったく手持ちがなく家出した人にとっては最適な仕事です。
一般的な仕事は1ヶ月分などのまとまった分を銀行に振り込みます。そのため日雇いは銀行口座を持っていない人にとっても適した仕事だと言えるでしょう。
日雇いの仕事としては以下のようなものがあります。
- 解体作業員
- 工事現場の交通整理スタッフ
- イベントスタッフ
- 商品の梱包・仕分け作業員
リゾートバイト
リゾートバイトとは、夏季休暇中、冬季休暇中など、繁忙期を迎えたリゾート地でアルバイトをすることです。宿泊費・家賃がかからないほか、光熱費がかからず、食事や交通費が支給されるなど、生活費の負担が大幅に軽減されるような待遇である場合が多いため、家出中でお金がない人にとっては魅力的な仕事です。
しかし、住み込み・寮つきの仕事と違い、短期・中期しか働けないケースが多く、短ければ1週間、長くても3ヶ月程度でアルバイトの期間は終わります。
ただし、日本では一年中どこかの地域でリゾートバイトを募集しているため、さまざまなリゾート地を転々としながら稼ぎ続けることもできます。一定期間後に次の場所へ移動することが可能なことも、家出中の人にとっては魅力的な要素となってしまうのでしょう。
派遣の仕事
家出中の人は、派遣会社に登録する人も多く見られます。
勤務会社と家出中の人の間に派遣会社が入ることで、働くまでの期間が長くなりそうというイメージがありますが、実際はそのようなことはありません。派遣会社が募集している仕事には、緊急性の高いものも多く、登録後すぐに面接、翌日~数日後には働き始めるといったケースも。
なお、派遣会社での登録は、身分証明書や銀行口座が必要なケースが一般的です。そのため、それらを持っていない人が派遣会社に登録しているケースは稀でしょう。
水商売・風俗
男性であればホスト、女性であればキャバクラや風俗で働くケースもあります。
ホストやキャバクラ・風俗は、違法なお店も存在しており、身分証の提示もなく働けることも少なくありません。また給与も現金手渡しが多いため銀行口座も必要ありません。
さらに寮を用意しているところも多く、家賃を節約できる点も家出人にとっては大きなメリットと言えます。
在宅での仕事
家出先が友人宅などで住居を確保している場合には、在宅での仕事をしている可能性もあります。在宅以外の仕事の場合、通勤中や通学中に知人、警察官などに見つかる可能性がありますが、在宅での仕事であれば見つかる可能性は低くなります。
代表的な在宅ワークとして、ライター、アンケートモニター、データ入力などがあります。
家出中の仕事探しに必要なもの
仕事を探すのに、身分証明書や住所などが必要になるはずだと思っている方も多いでしょう。しかし実際はそのようなことはありません。
ここでは、仕事に就くのに必要だと思われているものが、本当に必要か否かについての解説をします。
住所
家出の最中は実家の住所を勤め先に伝えることは気が引けることも多いでしょう。実家を伝えないと仕事に就けないと考えている方が多いですが、そのようなことはありません。
家出している旨を話して、知人の家を代わりに利用することもできますし、ホテルやネットカフェに宿泊している場合にはその住所を書けばよいだけです。
身分証明書
身分証明書のある・なしで仕事の就きやすさに大きく影響を与えるのは事実です。
しかし、身分証明書がなければ仕事に就けないわけではありません。近年、人手不足の業界も多く、面接時に履歴書・身分証明書不要という場合も。
特に、パチンコ店、ゲームセンター、清掃業、新聞の配達、解体作業などは、身分証明書を必要としないケースが多くなっています。
銀行通帳
仕事の給与は1ヶ月分を口座に振り込むケースが多いため、面接時や就職時に給与振込先として聞かれることが一般的です。ただし、面接時や就職時に直接話をして、現金で欲しい旨を伝えれば応じてくれる場合もあります。
電話番号
電話番号は基本的に必須です。ただし、電話番号を仕事先に伝えなければならない理由は、連絡をするためであり、必ずしも固定電話番号や携帯番号を伝えなければならないわけではありません。
最近ではネット上で番号を取得する方法もあります。必要書類に電話番号を記載すれば問題なく働けることも多く、必ず電話機自体を所有していなければならないということもありません。
「家出したい」と思ったこと、ある?
まとめ
家出中であったとしても、仕事に就ける可能性は意外と高く、特に家出が長期に渡っている場合には、きちんと生計を立てているケースも多くあります。
ただし、どこかで働いているからといって安心することは決してできません。長期的な家出の場合、発見率が低くなるというデータがあります。
家族や友人が家出した場合には、早期に対策をとる必要があります。まずは警察に届け出ましょう。ただし、警察は事件に巻き込まれている可能性があるなど、命の危険が予想される『特異行方不明者』の場合しか積極的に捜査しません。
警察の捜索に期待できない場合には、探偵に人探し調査を依頼することが有効な手段となるはずです。迷わず探偵に依頼することをおすすめします。
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