家族や大切な人が家出してしまった…。
こんな事態になってしまうと「なぜ家出してしまったのか?」「なにか不満があるの?」と思ったとしても、直接本人に尋ねることさえできません。
しかし、誰かに追われていて姿を隠す必要でもない限り、自らが意図して家出した人の心理としては「家にいたくない」という気持ちが少なからずあるはずです。
家出をしてしまった人の根本的な心理を知ることで、居所を探す手がかりをつかめるかもしれません。
なぜ「家にいたくない」と感じてしまったのか、その理由をひも解いていきましょう。
この記事の監修者
振り込め詐欺や銀行員の巨額横領事件などの捜査を担当してきた元知能犯刑事。警察署勤務時代は幅広い事件を担当。 |
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家出の理由|家を自分の居場所と感じられなくなった理由
「家にいたくない」「自分の居場所はここじゃない」
家出人がそう感じてしまった主な理由をいくつか考えていきましょう。
家族とケンカをして深く傷ついたから
自分ではどうにもならない部分を指摘されたり、悪気がなかったのにあたかも悪意があったような言い方をされたりすると、イライラがピークに達して、なかなか鎮まらなくなります。
また、ケンカ中の物言いひとつで人間の心はズタズタに傷つきます。それがあまりにもひどければ、なかには自殺を考える人もいるでしょう。夫婦ゲンカ、親子ゲンカは家族が本音をぶつけ合う大切な機会ですから、ケンカそのものが悪いわけではありません。すぐに仲直りができていれば、家出しようとまでは考えないでしょう。
しかし、イヤミや恨みごとをぶつけて仲直りもせずに放置してしまえば、恨みや憎しみの感情が残ってしまいます。家族の一員といっても、ひとりの人間です。相手の尊厳を傷つけてしまうような言動があった場合は、素直に反省して謝るべきでしょう。
親と同居するのが辛いと感じているから
義理の親と同居している場合は価値観の違いや他人との空気感などに耐えられなくなり、家を飛び出してしまうケースがあります。
特に嫁と姑が同居している場合は、夫の目が届かないところで嫁と姑が長時間一緒に過ごさなければならないため、家事や育児における価値観の違いなどちょっとしたひずみが理由で突発的な家出を招きやすいという特徴があります。
日頃どれだけ家族全員で質の高いコミュニケーションを取れているかが家出予防のカギになります。
配偶者以外に好きな人ができたから
配偶者以外の異性と浮気をしたことがきっかけで、本来の家庭を捨てて駆け落ちスタイルで家出するケースがありますが、このような場合は本人の帰宅する意識が低いため、家出もかなり長期化するかもしれません。
家出の理由が明白な場合は、所在調査だけでなく慰謝料請求も視野に入れて今後の行動を検討する必要があります。
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仕事をしていた方が楽しいから
なにを犠牲にしてでも仕事に没頭する「仕事人間」タイプの人は、仕事に打ち込むために家庭を捨てて家出に至ることがあります。
家族との団らんや子どもの行事などに喜びを感じず、とにかく「仕事が大切」と家出にいたるケースでは、仕事に支障をきたさないように住居などの対策がしっかりしています。職場に問い合わせれば身の安全は確認できますが、押しかけ訪問などをすると、逆効果になりやすいです。
仕事と家庭生活が両立できるように環境を改善すれば、帰宅が期待できます。
家庭を顧みずに遊んでいたいから
「家庭<仕事」よりももっとタチが悪いのは、「家庭<遊び」です。趣味を楽しむことも大切ですが、遊びたい一心で家族に説明もなく何日間も家をあけてしまっては、家族としては安心できないでしょう。
特に時間を忘れてのめり込んでしまいがちなのは、パチンコ、釣り、ドライブ、女性遊び、子供の場合ではゲームなどが主に挙げられますが、このような兆候が家族や知人に見られる場合は、長期的な家出に発展してしまう前に早期に改善すべきです。
介護に疲れたから
親の介護に配偶者の介護…。時間の経過とともに周囲には介護が必要な人も多くなってきます。そんな要介護者への介護にかける時間が長くなり、自分の時間も作れないようなレベルにまで達すると、単なる介護疲れを通り越し、介護者も強い精神的ストレスを感じるようになります。
自分も辛いのに、そんな自分の心に構うことができず、人の世話ばかりでさらに辛くなるという悪循環が家出という現実逃避に走らせてしまいます。
その他
家出の理由は、家出人本人の気持ちの問題だけではないケースがあります。特に借金や強制的な呼び出しなどは、単に家にいることが辛いというわけではなく「家を出なければならない理由」が存在します。
また、本人に全く家出の兆候が見られなかったにも関わらずこつ然と姿を消し帰ってこないケースなどは、事件や事故や自然災害などに巻き込まれていたりするなどの危険性があります。
また、子供が家出する原因については以下の記事も参考にしてみて下さい。
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子供が家出する動機と行き先|親が早急に保護する為の6つの方法
意図的な家出でもすぐに保護した方がいいケース
家出のなかには、すぐに捜索に着手して保護した方がいいケースがあります。
家出前の兆候で思い当たる節があれば、家出人が一刻を争う状況にいる可能性も考慮しなければなりません。
少しでも早く見つけ出したいあなたへ。
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自殺する意図がうかがえる
家出する前に、「死にたい」と口走っていた、パソコンの検索履歴に「練炭」など自殺に関連しているワードがあったなど、本人に自殺の兆候はなかったでしょうか。
室内から遺書が見つかることもあるので、家出人の持ち物をくまなくチェックしてみましょう。
借金を苦に失踪している
ローンの支払いが火の車状態だった、保証人になってしまったことで多額の借金を背負ってしまったなど、金銭的なトラブルが原因で家出した場合も、疲弊した本人が自殺するリスクを考えるべきでしょう。
もし家出人本人の借金について家族が保証人になっていた場合は、本人に代わって家族が返済義務を負うことになります。家族一丸となって借金トラブルの解決を目指すことで、帰宅を促すきっかけになるでしょう。
精神病を患っている
重い精神疾患があると、本人は家出をしたつもりはなくても夜の徘徊や精神疾患など、結果として家出に近い行動を取ってしまうケースもあります。
このように正常な思考が保てなくなっている場合は、家出がきっかけとなり別のトラブルに発展してしまう可能性が高くなります。
暴力団が関与している
家出に暴力団が関係していた場合は、強制的に連れ去られたり、暴力団側が家出人本人に遠出を命じたりするケースが考えられます。
稀なケースとはいえ、身に及ぶ危険も相当なものです。
消えた現場に血痕や事件性が高いと見られる証拠が残っている
家出人がいなくなった現場に、明らかに外部の人間が関与したと見られる証拠が残っていた場合は特に一刻を争います。既に亡くなっているという最悪のケースも考慮し、警察の力を借りながら迅速に捜索を進める必要があります。
被災地にいた形跡がある
震災などの災害によって壊滅的な被害を受けた場所にいたかもしれない場合も上記と同様に、すぐに捜索を行うべきです。本人が帰りたくても帰れない、身動きが取れないといった状況ではもはやプロの捜索機関による捜索でなければ見つけることは困難でしょう。
家出人を探す3つの方法
家出人を探すための3つの手段をご紹介します。それぞれの詳しい捜索方法については以下の記事を参考にしてください。
【参考:人探しの方法10選!誰でも無料でできる方法と探偵に依頼した際の料金】
①自力で探す
自力での捜索は、緊急性が低い場合や、事件に発展する前の段階の方向けになります。発見までの時間はかかるかもしれませんが、比較的お金をかけずに、家出を大事にすることもなく探すことができます。
②警察に探してもらう
警察による捜索は、自分では捜索が行えない範囲の捜索も可能になり、事が深刻な場合は科学的な見地からも捜査のメスを入れることができます。しかし、警察はあくまでも事件性がある時にしか動いてくれません。
③探偵に探してもらう
探偵はありとあらゆる分野における調査のプロです。調査料金は自己負担となりますが、人探しを依頼することも可能で、依頼後は迅速に、独自の情報ルートを駆使して、ドローンや警察犬なども用いながら調査を開始してくれます。
まとめ
家出人が家出をした理由をよく考え、家出人の心理になりきることで行き先が掴めることがあります。ちょっとした家出だからと軽視せず、家出人の気持ちに寄り添いながら、大きなトラブルが起きる前になるべく早くに見つけ出すようにしましょう。
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