失踪の原因|失踪者が失踪するまでの過程と発見率

失踪の原因は人によって様々で、中には自殺に発展しかねないほど深刻な原因が背景にある場合もあります。

近年では不景気の影響から金銭的なトラブルが原因で失踪する方が多くいますが、中でも最も危険なケースは”本人に失踪する原因が全くないのに失踪をしたケース”でしょう。

この場合は、本人の意思とは無関係に事件や事故に巻き込まれている可能性があり、素人の捜索だけでは発見は困難になります。

現在、身近な方の失踪に頭を抱えているという方は、失踪の原因を突き止めた上でベストな捜索方法で捜索を開始しなくてはなりません。

失踪原因のいくつかを本記事でご紹介していきますので、ぜひ失踪者の発見に役立てていただければと思います。

 

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失踪の主な10の原因

失踪の原因は意外に単純なものから本当に深刻なものまで様々で、職業や年齢、置かれている立場によっても異なります。以下には過去の事例から、主な失踪原因についてまとめてみました。

参考▶「子どもが家出する動機と行く先|親が早急に保護する為の6つの方法

知人・友人関係

特に未成年者に多いのが、学校の人間関係トラブルです。いじめや仲間はずれなどは多感な時期の子供心に大きなダメージを与え、「学校に行きたくない」という気持ちを生み、中には失踪という形で現実逃避してしまう子供がいます。

また、単に友達と遊んでいたいからという理由で帰宅しないケースや、反抗期の子供が友達の影響で非行に走ってしまうケースもあります。

これらは失踪というよりも家出に近いですが、無事に発見された場合でも本人の心境はかなり複雑と言えますから、養育者としてのケアは必須になります。

学業・進路関係

勉強についていけなかったり、進学や進路に悩んだりした末に、その場から逃げ出す子供もいます。特に進学校であったり、後述しますが親からの期待が高かったりした場合は、一層逃げ出したいという感情が強くなります。

こちらも失踪と言っても家出に近い一時的なものになりますが、保護に向かわずに放置しておくことで事件に巻き込まれてしまう危険性があります。

家庭・親子関係

子供が親の価値観を押し付けられたり、暴力を振るわれたりしているケースでは、その反発として突発的に家を出ていくことがあります。

著しい暴力行為は親側に問題ありですが、思春期の子供は特に親からの愛情を素直に受け止められなかったり、家庭の中に自分の居場所を見つけられなくなったりするため、こうした心の不安定さが失踪を招くということは覚えておくと良いでしょう。

また、大人の場合であっても、嫁姑トラブルや、同居トラブルが原因で家を飛び出してしまうケースがあります。いずれにしても、日頃どれだけ家族間でコミュニケーションを取れているかが失踪予防の鍵になりそうです。

夫婦・恋愛関係

夫婦喧嘩や価値観の違いなどから配偶者との関係がこじれたり、他の異性に浮気をしたことがきっかけで家出や駆け落ちという形で失踪するケースがあります。

単なる夫婦喧嘩の場合は冷静さを取り戻してから間もなくして帰宅するケースが多いですが、家庭を捨てて浮気相手と一緒になりたいという理由の場合には、帰宅までが長期化するかもしれません。

仕事関係

特に一家の大黒柱となる父親に多いですが、仕事でミスをして降格・減給された時や、突然解雇通告をされた時など、家族への申しわけなさから家に帰ることができなくなることがあります。

また、経営者の場合は、事業に失敗した、会社が倒産してしまい多くの責任義務が生じたというケースでも失踪してしまうことがあります。

これは特に責任感が強い人やプライドが高い人が陥りやすい傾向にありますが、「帰りたいけれど帰れない」「どうしかしたいけれど取り返しがつかない」という心境であり、いずれ再会が果たせた時には優しく迎え入れてあげることが大変重要になります。

金銭関係

多重債務により火の車状態であったり、闇金などの悪質な貸付業者から借り入れを行ったことで精神的に滅入ってしまうような取り立てにあっていたり、ローン返済に苦しんでいたりする場合は借金を踏み倒すために夜逃げをするケースがあります。

このような金銭関係が原因による失踪の場合、失踪者にかわって保証人や親族に対して返済義務が生じることになるので非常に厄介です。

宗教関係

稀ですが、入信中の宗教が原因になることもあります。信仰する上で、出家をしたり、時には人気のない山奥で集会を行ったり、共同生活をしたりする必要があるためです。

各宗派によって信仰や修行の定義は異なりますが、悪質な宗教団体に入信している場合は長期的に連絡が取れなくなる可能性があるため、注意が必要です。

疾病関係

本人は意図的に失踪しているつもりはなくても、深夜の徘徊や精神疾患など、結果として失踪に近い行動を取ってしまうケースもあります。

また、同じ疾病関係に分類されるのが、病気の悪化により余命宣告をされ精神的に不安定になり失踪をするというケースです。この場合、正常な思考が保てなくなってしまうので、どうしようもない恐怖感や絶望感から失踪中に自殺してしまう危険性があります。

【関連リンク】厚生労働省「行方のわからない認知症高齢者等をお探しの方へ

暴力団関係

失踪の背景には暴力団が関係していることもあります。強制的に連れ去られるケースもあれば、暴力団側が失踪者本人に遠出を命じたりするケースもあります。

もちろん失踪者本人が健全な生活をしていた場合はこういった可能性は極めて低いですが、万が一暴力団が関与しているとなれば、最悪の事態も想定しなければなりません。

その他

迷子になった、遭難した、というように不注意が原因で結果的に失踪してしまうケースや、一方的に誘拐されたり、事件に巻き込まれたり、災害によって不可抗力で失踪扱いとなってしまうケースもあります。

後述しますが、このように事件性がとても高かったり人命が危険にさらされているような場合は、個人で探そうにも限界があります。速やかに警察に届け出を行うなどして、捜索のプロによって一刻も早くに捜索にあたった方が賢明です。

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失踪原因と失踪者の心理状態によって発見率が異なる

前述したとおり失踪の原因は様々であり、捜索を行う立場としてはあらゆる原因の可能性を考慮しなければならず、その失踪原因によって発見に至るまでの時間も変わるという点も頭に入れておかねばなりません。

また、失踪者の心理状態によっては、生存状態で発見されるのか、死亡状態で発見されるのかにも違いが生まれます。

失踪者の発見率

一般的には、事件や事故と比較すると家出人のほうが発見される可能性は高く、家出人の大半が1週間以内に発見される、または自発的に帰宅します。

また、全体の行方不明者のうち69.7%が発見に至りますが、1週間を過ぎると捜索も困難になるため、1ヶ月~1年で発見される確率が8.1%、1年以上では9.2%と発見率が低下します。


引用元:平成26年中における行方不明者の状

 

すぐに保護した方がいいケース

単なる迷子や一時的な遭難に比べると、「死んで償おう」「もう生きていたくない」「誰にも見つかりたくない」という意識が強い人のほうが当然、発見率は低下します。失踪と自殺は密接に関係しているとも言われており、失踪してからどれだけの時間が経過したかに比例して、死亡率も高まります。

また、「早く見つけて欲しい」と本人が願っていたとしても、前述したように災害や事件に巻き込まれている場合は、発見率も生存率も低下しますから、とにかく発見までの初動が重要になります。

総括すると、人命が危ぶまれるケースは下記となります。

  • 自殺する意図がうかがえる
  • 借金を苦に失踪している
  • 精神病を患っている
  • 暴力団が関与している
  • 失踪現場に血痕や事件性が高いと見られる証拠が残っている
  • 被災地にいた形跡がある
  • 失踪の予兆が全くなかったのに失踪した

 

失踪者を捜索する3つの手段

本記事の最後に、失踪者を探すための手段を3つご紹介します。各種詳しい捜索方法については以下の記事をご覧下さい。

参考▶「人探しの方法16選|自分でもできる人探しの方法とそのコツ

自力で探す

自力での捜索は、緊急性が低い場合や、事件に発展する前の段階の方向けの方法になります。比較的お金をかけずに、大事にすることもなく探すことが出来ます。

警察に探してもらう

警察による捜索は、自分では捜索が行えない範囲の捜索も可能になり、事が深刻な場合は科学的な見地からも捜査のメスを入れることが出来ます。しかし警察はあくまでも「事件性がある」と判断した時にしか動いてくれません。

【関連リンク】警察庁「行方不明者に関する情報提供のお願い

探偵に探してもらう

探偵はありとあらゆる分野における調査のプロです。調査料金は自己負担となりますが、人探しを依頼することも可能で、独自の情報ルートや専門機材などを駆使して迅速に調査を開始してくれます。

まとめ

人間のちょっとした変化はや行動や、日常のコミュニケーションからうかがうことが出来ます。何かあった時にいつでも相談できる関係、助け合える関係を常日頃から常に築き上げていくことが大切です。

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