ある日突然、それまで仲がよかった友達と音信不通になってしまったら、心配になってしまいますよね。
友達が気を悪くすることをしてしまったのでは…と思う一方で、何かの事件に巻き込まれたのではないかと不安になることもあるでしょう。
この記事では、友達が音信不通になってしまう原因と、友達の探し方について解説します。
友達と音信不通になってしまった人は参考にしてください。
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目次
友達が音信不通になる原因
年間の失踪者、行方不明者は8万人以上です。
【参考:令和元年中の行方不明者の状況】
行方不明者がこれだけいるのですから、音信不通になる人数もかなりのものになるでしょう。
早速、友達が音信不通となってしまう原因を確認してみましょう。
人間関係
音信不通でよく見られるのが、人間関係の悪化によるものです。
こういった人は自分の考えを他人に伝えるのが苦手だったり、他人と衝突することが嫌いだったりします。
また、ストレスを抱え込みやすいといった特徴があり、一度嫌いになってしまったらもう二度と連絡が取れないといったことも少なくありません。
あなたのことが嫌いになったというケース
人間関係の悪化を原因に音信不通となるのでよく見られるのが、友達があなた自身を嫌いになってしまったというケースです。
喧嘩をしたなど、思い当たることはありませんか?
そのようなことがなかったとしても、もともとあなたに嫌なところがあったけれど、ついに我慢の限界を迎えてしまって、連絡を取りたくなくなってしまったということもあるかもしれません。
あなたは仲がよいと思っていたけれど、友達はあなたのことを前々からよく思っていなかったなどということもあるでしょう。
自暴自棄になっているケース
自暴自棄になり、連絡を絶っている可能性もあります。
例えば、会社からリストラにあった、大切な試験に自分だけ落ちてしまったなどが代表的なものです。
つらいことがあって、人間関係までもがどうでもよくなってしまっているのでしょう。
ただ、自暴自棄になっている場合には助けを求めている人も少なくありません。
もし、判断できたら様子を見ながら救いの手を差し伸べてあげるとよいでしょう。
すべての人間関係をリセットしたいケース
人生がうまくいかない時、すべての人間関係を煩わしく思って、リセットするために音信不通になる人もいます。
「自分のことを知っている人が誰もいない土地へ行きたい…」と考える人もいるでしょう。そういった人は他人からの評価を気にしているという特徴があります。
人生で失敗したことについて、周囲の人に知られたくないと考えており、プライドが高い、妥協できない完璧主義者、といった人に多く見られる行動です。
心配して欲しいケース
特に問題が発生しているわけではないけれど、ただかまって欲しいがために音信不通になる人もいます。
連絡をしないことで、周りの人がどれくらい心配してくれるのか、声をかけてくれるのかを試しているのです。
こういったタイプの人は周囲からの評価によって自分に価値があると感じます。簡単に言えば、ただの『かまってちゃん』だと言えるでしょう。
学業関係
『自暴自棄』や『人間関係のリセット』を原因に音信不通になってしまうきっかけは、学生の場合学業関係が多いでしょう。
高校受験で、周りの人が志望校に受かったのに1人だけ落ちてしまったとか、何らかの問題を起こして大学を退学になってしまったということが挙げられます。
また、いじめを原因に人間不信に陥ってしまい、仲のよい友達でさえ信じられなくなってしまったというケースもあり得ます。
病気関係
ガンなどの重い病気にかかってしまったり、アルツハイマーなどの記憶に関する病気にかかってしまったりした場合、連絡が取れなくなることもあります。
特に、重い病気の場合には周囲の人に心配かけないためにあえて連絡を断っていたり、入院しているため物理的に連絡が取れないといったことも考えられます。
仕事関係
仕事をクビになった、就職したけれどうまくいかずに辞めてしまった、事業に失敗したなどを理由に音信不通となるケースです。
人によっては多額の借金を抱えており、『夜逃げ』している場合も考えられます。
人によっては、生きているのが嫌になっているという場合もあり、命の危険があるケースもあるでしょう。
【関連記事】
夜逃げの原因・方法・事例・探し方・夜逃げした方がいいケースの解説
夜逃げした方の人探し方法|引っ越し先の確認法と調査のやり方について
犯罪関係
稀ですが、何らかの罪を犯したために連絡が取れなくなっているケースもあります。
仮に逮捕・勾留されていた場合、本人から外部に連絡を取れません。また、本人が望んだ場合、家族への連絡もされません。
その他
携帯電話が壊れたため物理的に連絡が取れなくなっている場合や、事件・事故に巻き込まれている可能性もあります。
携帯電話が壊れているだけであれば、連絡を待っているだけで問題ないでしょう。
一方、事件・事故に巻き込まれている場合には、早急な対応が必要になります。
『音信不通の友達が消息不明だった場合の対処法』を参考に、ただちに何らかの対策を打つべきです。
音信不通になった時の対処法
もし、本人に命の危険がなく、人間関係や仕事、学業といったことを原因に音信不通になっている場合には、こちらからあまり連絡をしない方がよいでしょう。
音信不通になっているということは、現状本人は誰とも接したくないと思っていますので、こちらから積極的に連絡をしても逆効果であることが通常です。
「どうして連絡してくれないの?」「何があったの?」といったように、相手を気にかけたくなる気持ちも分かります。
しかし、そのメッセージを受け取った友達としては、「他人のことを詮索しやがって」というように、あなたに悪い感情を抱いてしまいかねません。
頻繁に連絡することは避け、多くても1ヶ月に1回程度の連絡にとどめておくことをおすすめします。
音信不通になった時には誰とも連絡を取りたくないと考えている人も、ある程度時間が経てば、精神的に落ち着いてくることもあるでしょう。そうすれば、いつかは返信が来るはずです。
定期的に連絡を送りつつ、相手から返信を待つことが一番重要だと言えるでしょう。
音信不通の友達が消息不明だった場合の対処法
これといった理由が思い当たらないにもかかわらず、音信不通となってしまった場合は、事件・事故に巻き込まれている可能性もあります。
命の危険もありますので、何らかの対処をした方がよいでしょう。
ここでは、音信不通となった友人を探す方法について紹介します。
【関連記事】
消息不明者を探す9つの方法|消息不明になる理由と探偵の費用
家族・共通の知人に連絡する
まずは、家族や共通の知人に連絡してみましょう。
特に、家族であれば友達の事情を知っている場合もありますので、事件・事故に巻き込まれているかどうか判断がつくかもしれません。
もし、家族や共通の知人でさえ友人の行方を知らない場合には、消息不明であることが十分に疑われます。
警察に行方不明者届を出す
家族や共通の知人に聞いても行方が分からない場合には、警察に行方不明者届を出しましょう。
ただし注意点として、行方不明者届を出しても警察が積極的に捜索してくれるとは限りません。
警察が捜査するのは『特異行方不明者』に限られており、犯罪や自然災害などに巻き込まれていることが明らかでない場合、情報はコンピュータ入力されて全国の警察官に通知されますが、巡回連絡や少年補導、その他の活動で偶然発見されることを待つしかありません。
【関連記事】
特異行方不明者とは大至急捜索すべき人 | 主な特徴と捜索方法まとめ
家出人を警察が探さない本当の理由と警察が可能な家出人捜査
友達が行きそうな場所を探す
警察に行方不明者届を出した後は、自分でも友達を探してみましょう。
まずは、本人の家に行くことが有効ですが、発見できない場合には友達が行きそうな場所を探すとよいでしょう。
失踪者が向かう代表的な場所を挙げておきますので、参考にしてください。
- 学校
- 公園
- 塾
- 習いごとをしている場所
- 図書館
- 最寄りの駅
- コンビニ
- スーパー
- ファミレス
- カフェ
- カラオケ
- ネットカフェ
- ゲームセンター
- デパート
- ショッピングモール
SNSを利用する
自分の足で探しても見つからない場合には、SNSを使い広く呼び掛けるといった方法もあります。
また、人探しアプリや人探し掲示板などを利用することも有効でしょう。
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人探しアプリ7選|スマホで手軽に人を探す方法と注意点
ツイッター(Twitter)で人探し|人探しの方法と注意点まとめ
Facebookで人探しする方法|早急な人探しには不向きな理由
人探しで使える掲示板|特徴とトラブル例もあわせて紹介
住民票などを利用する
借金などを原因に『夜逃げ』していた場合には、元の住所から引っ越ししているケースもあります。
また、人間関係をリセットしたい場合には、自分のことを誰も知らない土地に移動していることもあるでしょう。
そういった時、もし友達が住民異動届を提出していた場合、住民票や戸籍の除票を調べることで居場所が判明することもあります。
ただし、住民票や戸籍は次の人しか手に入れられません。
【住民票】
- 同一世帯人
- 正当な理由がある第三者
- 国・地方公共団体への提出に明確な理由がある人
【戸籍の附表】
- 直系尊属…配偶者・両親・祖父祖母と直通する親族の自分より前の世代
- 直系卑属…子・孫・養子と直通する親族の自分より後の世代
- 一世帯…一緒に同じ場所で生活をしている家計が同じな親子・兄弟・親族
- 正当な理由がある第三者
- 国・地方公共団体への提出に明確な理由がある人
必要に応じて友達の家族に協力してもらうとよいでしょう。
【関連記事】
人探しに住民票の閲覧は有効|閲覧の方法と条件
探偵に依頼する
警察に連絡しても、あなた自身で探しても友達が見つからない場合には、探偵への依頼が有効です。
探偵は、知人への聞き込みや部屋に残された情報などから行き先を絞り込み、行方不明者の行き先を発見するプロフェッショナルです。
40年間連絡が取れない人の居場所を見つけるような、調査力の高い探偵もいますので、探偵への依頼は非常に有効です。
【参考:Q&A|綜合探偵社MJリサーチ】
ただ、行方不明になってから調査開始までの期間が短いほど、早期発見につながることは事実。見つからない場合にはただちに相談してみましょう。
探偵への依頼費用や探偵事務所の選び方に関しては、次の関連記事を参考にしてください。
【関連記事】
探偵が行う所在調査とは|所在調査が可能な例と調査料金
人探しを探偵に依頼した時の料金相場と安くする方法まとめ
人探しを警察ではなく探偵に依頼すべき本当の理由
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・数万円での調査
・名前しか分からない場合
・相手を見つけても本人の承諾を得られない場合 など
思い切って友達の縁を切る勇気も大切
事件や事故に巻き込まれている場合を除いて、音信不通になってしまった友人とは、縁を切る選択をした方がよいケースもあります。
昔から気心の知り合った中で、唯一無二の友人といったケースは別かもしれませんが、命の危険もなく、ただただあなたとの連絡を拒絶している場合には「それまでの仲だった」と割り切ることも重要です。
「自分自身の関わり方に問題点があったのかな?」など、悩んでしまうこともあるでしょう。しかし、もし問題点があるのであれば、本来あなたと話し合うべきです。
いきなり音信不通になるといった対応は、特別な場合を除き、誠意のある人がすることではありません。
あなたの人生の時間は限られています。誠意のない人との関係を気にするよりも、自分の人生がよくなることに時間を使うべきではないでしょうか。
まとめ
友達と音信不通になってしまうのは、さまざまな原因が考えられます。
もし命の危険がなく、連絡を再開したいのであれば、相手の心情も考慮し1ヶ月に1回程度、メールやLINE、留守番メッセージを残すなどして、心配している旨を伝えてみましょう。
一方、事件・事故に巻き込まれている可能性がある場合には、一刻を争います。ただちに警察に連絡し、あなた自身でも行方を探すようにしましょう。
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